高山駅と高山本線、そして高山観光

新規投稿 2019/11/08・最終更新 2019/11/10

本日は岐阜県「高山駅旧駅舎」と既に引退の「キハ40系列車両」を主題としつつ「高山観光」記事となります。

・・・歯切れの悪い説明ですね。

 

はじめに ~高山とは~

いきなりで恐縮ですが、高山のことを「飛騨の小京都」と呼んではいけません。

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古い町並

まず日本各地に点在する「○○の小京都」とは、「全国京都会議」なる団体の策定した「京都的規定」をクリアした参加自治体のみが名乗ることが出来ます。

しかし高山市は、「"小"京都」と名乗るのに終止符を打ち、敢えて「高山にしかない独自の魅力で勝負」な道を選び、2008年に同会議を正式脱退しました。

・・・その心構え素晴らしいですね。

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高山祭(春)

2008年当時の高山観光情報については知りませんが、近年調査で岐阜県内の県外宿泊者が10年で4倍以上にも増加しており、高山市については国内は問わずとも、欧州からの旅行者が非常に多い傾向にあります。

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宮川

・・・そして私は高山市街地の宿泊施設部屋数が常に不足気味であると感じています。

岐阜県でも西濃地方Loveな私は少し悔しいのですが、岐阜県における観光人気は高山市に集中しているのではないでしょうか。

 

高山を記事にするのはいいが・・・

私は2014年2月に初めて高山入りをしました。

友人の1人が小説・アニメ作品「氷菓」にどハマりしていた頃で、「素晴らしいから一度行こう」と誘われたのがきっかけです。(彼は現在進行形で高山に30回以上巡礼中です)

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旧高山駅構内

結局2014年には2回、以降は聖地巡礼を開始したこともあり、2016年からは毎年2度ペースで高山市入りをしています。

しかし2014年の4月から2016年の10月に再訪するまでの間に、高山駅周辺再開発とJRの列車運行が大きく様変わりをしていたのです。

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旧高山駅周辺

そして高山駅周辺は再開発が行われ、観光地区には大型外資ホテルも建設予定と大人気の高山市街地ですが、今回は2014年当時の資料を元に高山駅・高山本線・飛騨高山の観光紹介をいたします。

・・・しかし私は「聖地巡礼」から高山の魅力に気付いたため、一般的な飛騨高山観光はあまり詳しくありません。が、記事にしました。

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【聖地巡礼】名作「氷菓」の聖地巡礼でございます

・・・当初は本記事題の通り「国労なる古き悪き時代」にすがり付く内容の筈でしたが、ここは「岐阜県を褒め称えるブログ」のため、可能な限りで観光紹介をさせていただきます。

 

高山駅周辺とリニューアル

■旧高山駅

飛騨の玄関口「高山駅」は2016年に新駅舎(参考は記事最後)の使用を開始しましたが、個人的には写真の旧駅舎もなかなか好きでした。

こちらは1934年に建設されて駅舎となり、80年間手を入れることなく使用され続け、建替え前にも賛否両論があったそうです。

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(左) 駅舎奥には立て替え前の「高山バスターミナル」が見えます。

(右) 観光・清酒などいかにも観光地駅の雰囲気が好きでした。

 


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(左) 改札は入札専用口が狭いため、名古屋方面特急到着時には大混雑を起こします(ホームより撮影)

(右) 列車接近までホームに入場はできませんでした

 

大勢の観光旅客降車に対応した出札口です。

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ホーム内より出札口と2,3番ホームへの連絡地下通路です。

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1番ホーム。基本的に特急列車は改札口のあるホームに停車をする様です。

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1番ホームの駅中標。

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■現高山駅

東西口の自由通路が設置され、改札はエスカレーター・エレペーター完備の橋上設置となりました。

こちらは乗鞍(東)口となります。

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(左右) 乗鞍口の日中と夜間。駅前ロータリーも再開発されました。

 

橋上改札口です。

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乗鞍口からは屋根付の通路で繋がった「高山濃飛バスセンター」。売店もあります。

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高山本線 普通列車が交代

■引退した「キハ40」とは?

それまでの気動車より旅客サービスとメンテナンス性の向上のため、1977年に登場をしたディーゼル車であるキハ40系列(キハ40,キハ47,キハ48)は、運用開始時から国鉄の各地に配備・運用され、全888両が製造される程でした。

乗降ドアーのタイプから扉数、横窓のサイズ、寒冷対策車など相当バリエーションに富んでいるのですが、今回は省略をいたします。

そしてJR分割後も、JR全6社にそれぞれ分割継承されました。

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上からJR東海・JR西日本・JR東日本・JR九州、JR北海道の各社路線オリジナルカラーの車体

 

■高山本線 普通列車キハ40紹介

昨今では各社ともに新型車量への置き換えなどにより、キハ40の一部は廃車や運用離脱となっていますが、実は保有分の全車両を廃車としたのはJR東海のみとなります。(2019/11/10現在)

高山本線を運行していた鈍行列車キハ40系は、国鉄臭とローカル色を漂わせながら走る魅力あふれる車両でしたが、新型車(後述)に置き換えが完了となり、2015年春に営業運転より外れました。

また2016年にはJR東海管内より姿を消しました。

 

JR東海カラーです。

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国鉄リバイバルカラーとなります。

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飛騨一ノ宮駅にて。

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車内紹介となります。

ワンマン対応です。

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この国鉄全開の車内がたまりません。

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■新規投入車両は

こちら特急「ワイドビューひだ」は既存の車両ですが、近々新型特急車両投入とのことです。

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こちらがキハ40から刷新された普通列車運用のキハ75(左)、キハ25となります。

まずキハ75は全車セミクロスシートですが、構造上岐阜~下呂間での運用となります。

キハ25・・・岐阜~猪谷までの全区間をカバーしますが、一部編成はロングシートとなります。ちなみに岐阜駅~高山駅は普通列車で3時間以上です。。。ロングシート(笑)


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高山本線 高山市内の車窓

狙ったわけではありませんが、全て雪景色なのです。

飛騨一之宮駅付近(高山市内)の車窓。

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上枝駅構内、飛騨古川駅付近(共に高山市内)の車窓。

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次項より高山市観光紹介(暫定版)となります

 

高山市街地・周辺観光

高山市とは大変に広大な市です。比較としては大阪府の面積より広く、東京都の面積とほぼ同じとなります。(しかも人口は87,000人程)

 

そのため偏りのあるご紹介となるかもしれませんが、ご容赦ください。

 

宮川と橋

まずは市街地中心部、古い町並の近くを南北に流れているのが宮川です。

「春の高山祭」で屋台が通る中橋(赤い中橋)を始め、各橋ともに凝ったデザインとなっています。

今回は中橋を起点として、宮川を北上していきます。

 

「春の高山祭」の中橋です。

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筏橋からみる中橋です。(2季節)

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筏橋です。

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筏橋から柳橋(北)方向です。

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柳橋です。f:id:nichinichisou0808:20191110121621j:image

 

筏橋から鍛冶橋(北)方向です。

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「手長・足長像」で有名な鍛冶橋です。(2季節)

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鍛冶橋上から北には弥生橋が見えています。(2季節)

ちょうどこちらの宮川右岸では、毎朝「宮川朝市」が開催されています。

写真でも簡易店舗が道に並んでいるのが確認できます。

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鍛冶橋と弥生橋間の川沿いは遊歩道が整備されています。(雪で見えんけど)


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弥生橋です。下に架かっている小さな橋は宮川に合流する支流を跨ぐのですが、こちらも弥生橋です。

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弥生橋上より鍛冶橋(南)方向を見ます。(2季節)

「宮川朝市」は鍛冶橋と弥生橋の区間で開催となります。

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弥生橋上より宮前橋(北)方向を見ます。(2季節)

宮前橋にある鳥居は・・・ある神社へと続く道なのです。

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宮前橋と、さらに北に架かる不動橋となります。

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不動橋から宮前橋(南)方向を見ます。

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宮川朝市 

そして高山と言えば「朝市」です。宮川沿いで毎朝開催されています。

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テント店舗だけではなく、戸建店舗も朝市専用店があります。

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雪でも開催しますよー。

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古い町並と周辺

正式名称は「飛騨高山古い町並 三町伝統的建造物群保存地区」となります。

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建物のみを撮影するために早朝撮影をしました。

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こちらは100年の歴史がある「吉島家住宅」。かつては造り酒屋の屋敷でした。

家屋内の見学も可能です。

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中庭まであります。 f:id:nichinichisou0808:20191110114550j:image

 

再び町並です。

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古い町並の夜は早いです。

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このあたりが町並北限でしょうか。

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こちらは高山市図書館です。雰囲気がありますが新築です。

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古い町並参考 

参考までに、古い町並みはそぞろ歩きに食べ歩きなどが楽しめますが、日中とても混雑します。上2枚は2014年、下は2019年現在・・・明らかに人出が増えていますね。


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古い町並には洒落てて美味しいおすすめ喫茶店が2店あります。「聖地巡礼」のおかげで知ることが出来たお店です。

まずは「バグパイプ」。 地ビールも呑めたりします。

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こちらは「かつて」。  

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本町通り 

宮川の西を南北に通る商店街です。

南側は賑やかで、鍛冶橋交差点や高山陣屋、ホテル街もあります。

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鍛冶橋交差点

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早朝撮影で人が居ないだけです。

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高山陣屋

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櫻山八幡宮

秋の高山祭「八幡祭」はこの神社の例祭となります。

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飛騨山王宮 日枝神社

春の高山祭「山王祭」はこの神社の例祭となります。

まずは積雪バージョンからどうぞ。

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続いて夏バージョンです。

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日枝神社御旅所

山王祭の時に神を乗せた神輿が休憩などをします。

宮川の中橋傍にあります。

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飛騨一之宮神社

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臥龍桜

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平湯温泉

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夜の高山市街地

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高山市街地を一望

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米作りは土作り!

高山市市街地から車で30分ほど走ると、穏やかな風景が広がっています。

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最後に

現在本編はここまでとなりますが、まだまだ追記予定でございます。

なんとなくですが、当初と記事の方向性が変わってしまった感もあります。まぁ、内容は岐阜県なのでオーケーということで。

 

最後に、高山市は日本屈指のハイレベル観光地であり、間違いなく京都以上の魅力を持っています。

お隣飛騨の日本酒ですが「蓬莱 にごり」は超おすすめです。

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今回は以上となります。

 

あわせて是非ご覧ください